人は、
赤ちゃんとして生まれてきます。

赤ちゃんは、
無知無能ではありませんが、
何も知らないような状態です。

そこから、
知的に体格的に、
変化(進化)し続けます。
大人になってからも進化し続けます。

知的には、
“学習する”
というよりも、
人の一生は長いので、

いろいろなことに
気付こうとする”ことで
進化し続ける、と言えそうです。

身につける

 赤ちゃんは、気付いたことを五感(聴覚、視覚、触覚、味覚、嗅覚)で感じ取り、それを何らかの行為で体現し、さまざまな場面で、それを繰り返すことで、いろいろなことを身に着け、成長していきます。洞察力もさまざまな場面での経験を通して身に付けていきます。気付くことが、進化の始まりです。

哲学のようなものが必要

 上記の何らかの行為で体現する時、
①どんな価値観で物事を考え、②どんな方向性で評価して、③情報をどう処理するか?というようなこと、
つまり、
哲学のようなものが必要です。
これらで、行為は変わってしまいます。
(参照:「哲学とは?」)

人によっては、
共通認識が異なると、
行為は、180度異なることもあります。
(参照:「“単純なこと”?」)

重要なのは、
行為は、結果でもある、ということです。

人というものは、
気付き→さまざまな行為、
を繰り返して、
身に付ける(=学習する)ということになります。

行為が、
勘違いや間違いで、
悪い結果になったと気付けば、
修正すれば良いだけです。

重要なのは、考え方を含め、環境です。

環境には、
当然に、
人が生きていける地球環境(=自然環境)が含まれ、
かつ、
必須条件になります。

人種・民族・宗教・・・などは必須条件にはならないことになってしまいます。

“気付き”と“個性”

 人は、
“全知全能”1ではありません。

神様のようなものでは無いので、当然です。

ただ、
いろいろな人がいますので、
人によっては、
気付くこともあれば、
気付かないこともあります。

賢い人は、
早く気付く、ということかもしれません。

持って生まれた
千差万別の個性は、
人それぞれの能力として、
受け入れざるを得ません。

スタート時点、
あるいは、
人生を生き抜く“努力”の過程で、
能力の変化があり、
環境の変化があり、
同じではない個性が誕生していきます。

人生は長いものですから、

結果として、
人は、
いろいろな進化を遂げ、
千差万別の
能力や個性が生まれることになります。

“気付き”を増やすには?

 進化は、
周りの人々など、
さまざまな環境が影響します。

したがって、
積極的に気付こうとする気持ち
すなわち、
“姿勢”、
あるいは、
“仕組み”
が大切です。

気付こうという気持ちが強ければ、
あるいは、
なぜ?
という興味や疑問があれば、
さまざまなケースで、
気付く数が増えますので、
たくさん進化することになります。

ちなみに、
気付こうとする姿勢の反対は、
無視(する・される・気に留めない・・・)、
“深く”考えない、
議論しない、
打ち合わせしない、
報・連・相(=報告、連絡、相談)しない、
などです。

“無視”は、
“愛”の反対語でもあります。

民主主義が優位

 人は、
“全知全能”ではありませんが、
千差万別の能力(個性)が存在しますので、
理想的な議論が実施できれば、
より良い結果にたどり着けるはずです。

積極的な議論は、
気付く“姿勢”や“仕組み”に繋がります。

これが、
(自由)民主主義が優位とされる理由です。

独裁の限界

 議論を前提としない
独裁国家が、世界中に存在します。

民主主義国であっても、
組織に注目すると、・・・

さまざまな
“全ての組織”で、
例えば、
家庭、地域、学校、企業、内閣、国会、司法、地方公共団体、議会、・・・
実際には、
独裁的な組織が多数実在しています。

話し合いが無い体制は、
たくさんの良い知恵を排除する体制ですので、
社会体制、経済活動・・・
全てについて、
進化・発展には、限界があります。

誰にでもたどり着ける答えです。

考え方の方向性

 「気付くことが、進化のためには大切だ。」として、
進化について、
方向性、
あるいは、
評価の基準については、
どう考えるべきなんでしょうか?

ここで、哲学的な考え方が必要になります。
信心する」ような考え方ではありません。
哲学的な考え方です。

話が長くなりますので、
詳しくは、別のページに記載します。

義務教育と気付き

 義務教育で学ばなければならないことは、
その国の進化の程度で変わります。

独裁国家ではなく、
人権が尊重される国であれば、

義務教育の内容は、
“その人”にとって、
生きて行く(=生活する)上で、
“必要なこと”になっていくはずです。

会心!の入り口でもあります。

  1. 全知全能とは?
    すべてのことを知り尽くし、何でもできてしまう完全な能力。 ↩︎